2014年10月6日月曜日

シーバスゲームに使うベイトリール考 「DAIWA Z2020 シリーズ」

「シーバスゲームにベイトリールを使いたい!」

もともと自分の中でビッグベイトやビッグプラグの使用頻度が高まってきたので、ベイトリールを導入しようと思ったことがきっかけでした。

そして、スピニングタックルから移行すること約3年。

正直、茨の道でした(笑)

身近にソルトウォーターでベイトリールを使っている人がいなかったこともあります・・・

メーカーのHPにアクセスしたり、S社とD社とA社のカタログスペックと睨めっこをしたり、ブログからの情報収集に明け暮れる日々。

ベイトリールのことばかり考えてました(苦笑)

まず根本の部分で、PEラインの利点でもある飛距離と感度をベイトリールでも最大限に生かしたいな、という思いがありまして・・・

ここで完全に泥沼にハマりましたw

このベイトリールとPEラインとの相性の部分で、かなり迷走してしまったのです。

ナイロンラインやフロロラインをメインに使うのであれば、それほどリール選びに悩む必要はないのだと思いますが。

しかし、PEラインをメインにとなると、どのベイトリールでも使えるというわけではなく、製品の“構造”によって向き不向きがある、というのが実感です。



その他、ベイトリールのお約束「バックラッシュ」はもちろんのこと、想定外のトラブルにも多数見舞われましたよ。

高価なビッグベイトが高切れして飛んでいく・・・

手前まで寄せた魚にスナップを引き伸ばされる・・・


対ランカー用が謳い文句のルアーに最初からついているスプリットリングが引き伸ばされる・・・


ベアリングがゴロゴロと異音を発するようになる・・・


メインギアが舐められる・・・


ハンドルが歪む・・・ etc


スピニングリールの使用時には見舞われたことのない様々なトラブル・・・

腕が悪いのか?

道具が悪いのか?

セッティングに問題があるのか?

試行錯誤の連続・・・

周りの人も、なぜあんなに無謀なことをしているのか意味がわからない、なんて思われていたのではないでしょうか(笑)




「石の上にも三年」

そうやって、辿り着いた現時の自分にとって最高と思われるベイトリール。

それが私の場合はダイワ社のZ2020SHZ2020Hでした。
















近未来的というか、ナイトライダー(古っ)的なルックスはあまり私の好みではなかったので、最初は敬遠していたのですがw












ただ、私が対シーバス用のベイトリールに求める機能は、ほとんど全部入っているのです。

また、先日のことですが、人生初となるビワコオオナマズもこのリールで仕留めることができました。













基本性能は、ラウンドプロファイルリールのRYOGAブラッシュアップさせ、ロープロファイルにしたリールがこのZ2020シリーズです。

以下に、特に私が「これだっ!」と思うZ2020シリーズの特長をメーカーHPより抜粋し、私的なコメントも勝手に加えつつ説明してみます。
http://all.daiwa21.com/fishing/item/reel/bait_rl/daiwa_z/index.html


①アルティメットトーナメントドラグ
コメント:Z2020のドラグの滑り出しは、今まで所有したベイトリールの中では間違いなくトップレベルで、これは実用的なレベルだと感じています。
また、スピニングリールには普通に装備されているドラグが滑った時に発する“クリック音”と、パーミングしている手のひらにも伝わってくるカチカチという感触が、視界のあまり効かないナイトゲームにおいてとても安心感をもたらすように感じています。気分も出ますしね。











②フリクションレスレベルワインド
コメント:ラインが放出される際の摩擦抵抗を軽減するためには、特にPEラインにおいては間違いなく大きなメリットがあると思っています。(S社ではこれをテーパードレベルワインドと呼んでいます。)










③ハイスピードレベルワインド
コメント:ベイトリールで良く発生するトラブル「PEラインの糸噛み」の防止に、この機能はとても大きく貢献しているように思います。これによってPEラインが“密”にスプールに巻き取られます。
ただ、現時点ではこのハイスピードレベルワインドが採用されているのはダイワ社の一部のベイトリールだけではないでしょうか(?) ベイトリールに対してPEラインを使ううえで、もっと着目してほしい機能の一つだと思います。










④スプールからレベルワインドの距離
コメント:上記②のフリクションレスレベルワインドとの相乗効果により、飛距離アップに貢献しているように思います。ラインへのキャスト時の摩擦抵抗の軽減、ドラグが滑った時のラインへの摩擦抵抗の軽減など、特にPEラインを使用する上で非常に重要な要素だと私は考えています。
※RYOGAにはなし。
















⑤ハンドル1回転85cmの超高速巻き取りスピード(Z2020SH)
同社のスピニングリールで言うとだいたい3000~4000番に相当で、デイゲームなどで使い易いハイギア使用タイプのZ2020SHがラインアップされています。
※RYOGAにはなし。



まとめますと・・・

PEラインをストレスなく扱える

スピニングリールとほとんど遜色のない飛距離


流れの強弱を感じ取れる巻き感度


実用的なドラグ性能

シーバスには十分なパワー


そんな要件を高い次元で満たしているベイトリールが、このZ2020シリーズではないでしょうか。

※これらのコンセプトを各メーカーさんがさらに磨いてくれることに期待しています!



自分のシーバス釣りのスタイルや想定しているポイントと相談しながら、あくまでも“実用性”と“機能性”重視で、このベイトリールで落ち着きました。

ラインは、ノーマルスプールに対してシルバースレッド・ソルトウォーターPEの40lb/3号/150mを基本に使用しています。

別売りのシャロースプールを使うと、PE3号なら80mくらいしか巻けませんが、15g~20g前後のミノープラグの飛距離が伸びるようにはなります。

PE2号くらいのもう少し細い糸巻いて、10g前後の軽いルアーを扱いたいといった場合にもシャロースプールはかなり有効だと思います。

ノーマルスプールとシャロースプールを使い分けることで、10g前後の軽いルアーから70gくらいのビッグベイトまで、フレキシブルに対応できるようになると思います。























































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