先週の3連休は、1人で高知県に行ってました。
目的はただ一つ、あの日本三大怪魚の一種「アカメ」を釣ること。
昔から漠然と憧れていた夢・・・
それを実現するための、照れくさそうにファーストステップを踏み出しました。
しかし、高知で本格的に釣りをすること自体が初めての経験で、すべてが手探りでのスタートとなりました。
<心構え>
アカメ釣りに望んでは、何よりもまず道具を揃えること、これが最優先課題と考え、去年より密かに買い集めたりしていました。
この釣りは、キャッチ&リリースが大前提であり、掛けたら獲れる道具、これがないことには話になりません。
最初から負けるとわかっているタックル、例えばシーバスタックルの流用は避けたいところでした。
ご存知のように、アカメは主に宮崎県と高知県に生息する固有種。
しかし、環境省のレッドデータブック記載種であり、希少種→準絶滅危惧種→絶滅危惧種にまで繰り上げられているのが現状です。
宮崎県に至っては、2006年より県条例で採捕が禁止になっており、現在では基本的に保留状態の高知県でのみ狙って釣ることが許されている、ターゲットです。
高知県で釣りが可能なのは、地元を中心とする愛好家の方々にによる様々な環境保護活動や、タグ打ちリリースによる生体調査などの努力が現状維持に繋がっていると聞きます。
まず、アカメを釣りに行く前にこういったバックグラウンドを知識としてある程度は知っておく必要があるように、私は思います。
なので、「まずは最低でも獲る為の道具が一通り揃ってから挑むことにしよう。」というのが私のアカメ釣りに対する思いでした。
と言う訳で今回はまず、私が用意した道具に関し、実際に現場で使用してみた感想なども含めながらご紹介いたします。
試行錯誤丸出しなので、あらかじめご了承ください・・・
<ロッド&リール>
○ ベイトロッド
メインには、去年思い切って購入したアカメ専用ロッドZENAQ DEFI BAHN AKAME DB-98/ベイトモデル。
個人的には「ベイトタックルで獲りたいっ!」という気持ちが強いので・・・
正直、これを買う前から使用機会が少ないであろうことは最初からわかりきっていたのですが、こんな専用ロッドが家の中に常に置かれているだけでも、アカメに対するモチベーションが維持されるように思います・・・
ちなみにこのロッドでは、シイラを数本釣って筆下ろしをしたっきり、何も釣っていません・・・(汗)
○ ベイトリール
メイン機・・・シマノ カルカッタコンクエスト300/ハイギア改、最大ドラグ7.0kg。
サブ機・・・ABU REVO BIG SHOOTER、最大ドラグ6.5kg。
ベイトリールとしては珍しく、カルカッタコンクエスト300にはドラグが滑った際にクリック音を発します。
この機能は、視界のあまり効かない暗闇おいて走られた距離を把握するのには大きなアドバンテージになるだろうとの判断もあります。
また、飛距離と巻き感度に関しても個人的にはカルカッタの方を信頼していますが、これもシイラしか釣ったことがないので、何とも言えません・・・
○ スピニングタックル
ロッド・・・ZENAQ DEFI MUTHOS MH110
リール・・・シマノ ツインパワーSW 6000HG、実用ドラグ8.0kg
結論から言うと、11fは長すぎて使いにくく、ポイントの状況にマッチしていないような・・・(汗)
現場の状況を考えると、小場所やウェーディングでは7f台後半~8f台前半、フルキャストが求められる大場所では9f台~10f台前半、これらが妥当かな?というのが実感です・・・
<ラインシステム>
○ ベイトタックル・・・PE8号/65lb & ナイロンリーダー80lb
○ スピニングタックル・・・PE4号/50lb & フロロリーダー50lb
正直これが正しいのかどうか、アカメを釣ったことのない私にはわかりませんが、色々な方のブログを参考にさせてもらっての選択です。
ルアーを丸呑みされた場合、そのやすりの様な歯によってナイロン100lbのリーダーでもザラザラになってしまう、という話を見かけたり・・・
かと言って、フロロの100lbしたら今度は堅すぎて、今の私には到底扱いきれませんしね・・・
(後日、リーダーが細くても、丸呑み時のラインブレイクを防ぐための“裏技”があることを知りました。)
PEラインとリーダーの結節に関してはMIDノット。
ルアーとリーダーの接続には、溶接リング+スプリットリング、ハーフヒッチの編み込みを交互に6回ほど。
<ランディングツール>
○ フィッシュグリップ・・・これぞMade in USAな一品、ボガグリップ15lb(汗)
5年前に交際中の妻から誕生日プレゼントとして買ってもらった(買わせた?)思い入れの強い道具なので、まあ一応・・・
しかしあのアカメが相手なら、これよりも一回り大きな30lb?それとも60lb?とも考えたり・・・
ちなみに、ボガグリップにはグリップ部とカム部が魚の動きに追従して回転するという他にはない性能を持っています。
○ ギャフ
足場の高いところでは、アルミシャフト2段継ぎの伸縮ギャフ(安物)。
足場の低いところでは、ハンドギャフ。
もちろんリリースを前提としたギャフ打ちが目的。
シーバスに使っているランディングネットだと、いとも簡単に破壊されるでしょうから。
<ルアー>
貫通ワイヤーが採用されているものを最優先、それ以外では、8管でも堅牢なタイプが採用されている洋物プラグなどでしょうか。
強度面に関しては、パイクなどに鍛えられた洋物プラグは信頼できる、と考えました。
国産品に関しては、アカメでも実績の高いK-TEN物は、以前よりしっかりと仕込んできました。
また、フックは太軸へと交換、スプリットリングも平打ちの高強度なものへと交換。
フックに関してはバーブレスを使用、これはラインブレイクされても口に残ったルアーが外れてくれる万が一の可能性を期待しての選択でもあります。
ちなみに、個人的には最終手段として使用するつもりで用意していたこの3つのルアーは、非常に情けない事に今回の遠征釣行において全てをロストしてしまいました・・・
そもそもセッティングが間違えてたかな?と後で反省。
<ポイント攻略マップ>
初めてのポイントを自力で開拓するに当たっては、私の場合いつもGoogleマップやYahoo地図を利用して気になる場所にあらかじめ目星をつけています。
しかし、これだけの情報が無料で手に入るなんて、本当に便利な時代です!
以上は、主にシーバス釣りを通して培った現時点での知識や経験に基づいて揃えた道具です。
まあ、今書いている時点でも恥ずかしくなるような勘違いがありますね、本当に(汗)
駄文を最後まで読んでいただいてありがとうございました。
実釣編に続く・・・
凄い!素晴らしい(*´д`*)ハァハァ
返信削除壮大な計画されてたんですね。
アカメすごく勉強になりました。
誕生日にボガを買わせるなんて釣り人の鏡ですw
続きが気になります(^-^)/
>smarf
削除生きている間に何回アタックできるかわかりませんが、体がピンピンしているうちに何とか獲りたいものです・・・
スマさんも誕生日プレゼントにフィッシングギアを買ってもらってください(笑)
まずはおつかれさま??
返信削除あれ?現時点ではまだ釣りに行ってませんね(笑)
しかし、山鱸あきらめて急に高知って(汗)
ぼくもね、去年高知行こうとして、あきらめたんです。
来年は行きたいなぁ。。
>ひろさん
削除思い立ったが吉日ですよ(笑)
実釣レポートがなかなかまとめきれなくて、アップが遅れております・・・
ブログを読みながら途中で???
返信削除そもそもアカメってショアから狙うもんなんですかー
釣った人の写真見てるとボート上のしか見たことないもんで。。。。
>スマパンさん
削除ボートもショアからでも狙えますが、最初を一本を“手堅く”ということなら、ボートの方が良いかもしれませんね。
でも僕はあくまでもショアにこだわりたいです。
夢のターゲットなので、ショートカットは使いたくないと言うか・・・
他の9割くらいの方もショアから狙っていると思いますよ。
ただし、30kg超(!!!)のスーパーモンスターも存在するとのことなので、そんヤツが相手なら、ヒット~ランディングまでを考えたポイント選びも必要だとは思います。
やっと、コメントの使い方がわかったので初コメです(^^;
返信削除アカメの本気モードなのがよく伝わります!!
ラパラ GLR12じゃないですか!!
超レアで、次回入荷未定ですので、買い占めるなら今ですよ(爆
>TOYO-PU
削除コメントありがとうございます。
すいません、私の無知により、メンバー登録しないとコメントが書けないような初期設定になってまして・・・
ラパラのグライディンラップ、ええ泳ぎしてますよ!
まだ釣った事はありませんけど(汗)
超レアなら、また買いだめしておきます(笑)