どうにも禁断症状を押さえきる事ができず、一路“山”へと車を走らせた私・・・
日の出とともにゲーム開始!
おNEWリールのデビュー戦です。
(また買ってしもた・・・)
ちなみに、私が清流域での釣りにおいていつも掲げているテーマとして、「
日中に水面をガボッと割らせたるで~」というものがあります。
しかし・・・
ナ、ナ・ニ・コ・レ?
前回よりも減水した結果、またしても初めてみる風景が眼前に広がっているではありませんか。
で、やっぱりカスリもしねぇ(笑)
ところが!
日中の苦行のようなラン&ガンの最中に、私が独りで勝手に
ゾーンと呼ぶ聖域を発見。
前回の釣行時には、この
ゾーンは出現していなかった。
過去の経験から、この
ゾーンには高確率で良型が潜んでいる、と感じています。
(・・・とは言っても、釣ったことがあるのは現時点で70cm台後半から80cm台前半まで)
ただ
ゾーンに攻略に際しては、暗闇の中で“流れの変化”を的確に拾い続け、食わせのポイントを絞り込んで行く、そのようなスキルの求められるエリアでもあります。
実際に、私が流れの変化を拾って行く釣りの必要性を最も痛感したのも、この
ゾーンなんです。
<
ゾーンでの使用ルアーに関して>
ご参考までに、過去に私が
ゾーンで良く使っていたのがコモモSF-125、コモモSF-125カウンター、サスケ烈波などを主軸としたローテーション。
最近では、「良型のみに口を使わせたい」という個人的な思い込みから(笑)
ペニーサック MOKKA、
ペニーサック初代を主軸にローテーションを組んだりしています。
基本的に
リップレスのフローティングミノーは、「ポヨヨン」とええ塩梅にバランスを崩したり横滑りしてくれるタイプが多く、
ゾーンでもその特長を発揮してくれる、そのように考えています。
ゾーンでペニーサックを使う他の理由としては、比較的流れの強いエリアでも活発に捕食を行う
ニゴイ、ピックアップ寸前に浅瀬で良くヒットしてくる
ナマズ、こいつらを反応させたくない、場荒れさせたくない、という理由があったりもします。
まあ、それでもたまにヒットしてしまいますが・・・
とにかく、
ゾーンの攻略に際しては“水馴染みの良さ” “流れとのシンクロ” “適度な浮力” “緩い波動”などを最優先したルアーセレクションを行っているつもりではあります。
話を戻しましょう。
明るいうちに、ルアーを適当に投げて流れの変化の“メリハリ”を大まかにチェックし、目視で確認できる水流の変化、対岸までの距離、ボトムの地形変化(特にブレイクラインの位置)などをできるだけ頭にインプット。
そして、流れに対するルアーローテーションのイメージを組み立てつつ、フックを研いだりもしながら、
その時が来るまで待機。
慌てず、焦らず、辛抱強く、待つ・・・
いよいよ
その時が来たので、キャスティングを開始。
着水点を分散させつつ、ルアーが不自然に強い波動を水中に伝達しないよう意識しつつ、慎重に探る。
すると、強い流れがグラデーションのように下流側に向かってフェイドアウトして行き、さらにその弱まっていく流れの中にも一瞬グッと抑え込まれるやや強めの流れが走る、そんな美味しそうなトレースコースを発見。
(実は、大本命のコースは無反応でして・・・)
そんな流れに対し、さらに
“強・弱のコントラスト”が際立つように投入角度を調整して探る。
ちなみにこのトレースコースは、ペニーサックの得意とするコースからは外れており、どうしても暴れ過ぎたんですね。
そこで取り出したのが、ダウンクロスにめっぽう強く、流れの変化で大化けする
K2F142。
ただ、あまり潜らせたくなかったので、ロッドは立て気味にリトリーブ。
暗闇の中、視界がほとんど効かないことも手伝って、集中力は研ぎ澄まされて行く。
手元に伝わってくるリトリーブ抵抗が脳内へと伝達され、それらが水中3D映像へとイメージ変換されていくのだ! (←誇張表現)
<ここで、K2F142に関して>
強い流れを受けてもバタバタと暴れすグイグイと潜り込まずにタイトで適度にヌルいアクションを維持しつつ、かつアングラーの手元に流れの変化点をしっかり伝達しつつ、かつ流れの変化点で絶妙にバランスも崩してバイトチャンスをオートマチックに創出する、という超高性能ミノープラグがK2F142なのだ! (←これは誇張表現ではありませんので)
えー、話を戻しましょう。
ゾーンで釣り開始後、約50分後くらいでしょうか。
「ここぞ!」というコースをK2F142が通過し・・・
ゴンッ!
よっしゃ!
釣れました!
この
ゾーンには絶対に良型が潜んでいると、ただそれだけを信じ、一投一投をそれこそ噛みしめるように慎重に攻め続けた結果だと自負しております〜!
〜って、ん・・・?
(´ヘ`;)ウーム…?
ん?ギリギリ届いていないか?
ま、まあええやん、まあまあ・・・(汗)
ちなみに、チャラ瀬を流れる溶存酸素濃度の高い水で蘇生を行うと回復が早いということは、覚えておいて損はないと思います。
「
ゴボゴボゴボゴボゴボ〜」
12時間にも及ぶラン&ガン(笑)の果てに、何とかキャッチできた1本。
数釣りを捨て、良型に的を絞った釣りを磨いてきた(つもりの・・・)自分の方向性は決して間違いではない、そんなことを再確認させてくれた山鱸でした。
本当にありがとう!
最後に、今回発見した
ゾーンですが、台風26号の影響で消失するかもしれません。
さて、次回はどこを攻めようかしらん・・・(汗)
<タックルデータ>
ロッド: G-Craft SEVEN-SENSE MONSTER STREAM MSB-892-PE
リール: DAIWA Z2020SH/Z2020H
メインライン: シルバースレッド ソルトウォーターPE 40lb/150m/3号
リーダー: VARIVASショックリーダー フロロカーボン 30lb/8号