今回は、二晩のアタックチャンスを得ましたので、例によって、気持ちの逃げ道を完全に断ち切るルアーセレクションで臨みました(笑)
<Day-1>
仕事の都合で、エントリータイムが自分の入りたいタイミングからはかなり遅れてしまいましたが、取り敢えず釣りをスタート。
密かにフェイバリットの食わせ系【サイレントキラーJr改】チョイスし、表層をネチネチと・・・
すると数等でボンッ!と水面炸裂!
前回みたいな水面炸裂→ビックリ合わせ、こんな凡ミスはもうやらない!
ロッドに乗ったグングンという感触から、そこそこの良型であることが直ぐにわかりました。
ただ、ここは水中ストラクチャーがそこかしこに点在しており、潜られると一瞬でアウト。
なので、一気にゴリ巻き寄せを試みる。
しかし・・・
久々の大物の手応えと、心の準備も甘かったせいか、相手に一瞬、潜らせる隙を与えてしまった。
「ヤ、ヤ、ヤバい」
ギュギュッとラインの擦れる感触がロッドに伝わったその刹那・・・
ブチ!
メインラインのPEからラインブレイク。
まさに一瞬の判断ミス・・・
情けない・・・
この時のラインシステムは、PE3号にフロロリーダー30lbを一ヒロ。
ラインブレイクで魚を無駄死にさせることはアングラーの恥(キープするしないに拘らず・・・)と考えている自分としては、鱸族に対しては十分な太さのシステムで臨んだつもりでしたが、反射神経と腕がついて行ってなかったです。
そもそも最初から無茶なポイント選択をしてしまっていたことも事実。
この日は、このラインブレイクによってモチベーションが下がりに下がりまくってしまったので、ストップフィッシングとしました。
<Day-2>
昨晩の釣行では、魚の着いている場所と、最も活発に捕食するであろうタイミングがタイドグラフからある程度は掴めました。
ただし、同じような過ち、つまり魚を掛けてからのラインブレイクを繰り返してはならない、これだけはもう絶対に!
そこで、メインラインとして使っていたノンコーティングのPEラインの使用をこの際は辞め、根擦れに比較的強い(とされる)コーティング処理のPEラインを釣具屋で買い求め、リールに巻き直しました。
そして、フロロリーダーも念の為に用意していた40lbに変更、さらに一ヒロから二ヒロへと倍の長さまで伸ばし、結び目が干渉しないノット(MIDノット)にて挑むことに。
これなら、昨晩のようにラインが水中ストラクチャーに擦らるような事態になったとしても、時間的な猶予が多少稼げるでしょう。
ただし、過信は禁物。
一瞬の判断が求められる局面になれば、もたもたしている暇はありません。
昨晩のようにストラクチャーに擦られた際の回避方法、このイメージトレーニングだけはしっかりと昼間に頭の中で繰り返し行いました。
(ちゃんと仕事もこなしながらですw)
そして、勝負の夜・・・
仕事が終わってから、晩飯抜きでポイントへと直行。
自分が理想とするタイミングでエントリーすることは出来ました。
が、先行者の方が既に一名…(汗)
ただ、その方のキャスティングから次のキャスティングへと移るその間隔から、「これはまだ大丈夫そうだな・・・」、と勝手に判断。
(なんじゃそれ)
その方が移動しそうな頃合いまで適当にやりすごし、軽く挨拶を交わしつつ入れ替わりのエントリー。
(ちなみに、その方は釣れなかったようで・・・)
まずは、【ジョインテッドクロー178F】をヌルリヌルリと・・・
すると、バコッ!
「うりゃ~」
水上スキーにて、瞬殺。
その後、反応が続かないので、次に【ペニーサックMOKKA】にて水面直下を広く探ってみるが、こちらは無反応・・・
「ん?ん?ん?これはもしかして・・・?」
そこで【飛豚プロップ】で目先を変えるべく、先ほどと同じコースをブヒッ・・・ブヒッ・・・
するとやはり、ボンッ!と強烈な水面炸裂!
「よっしゃ、うりゃ~」
ゴボゴボゴボゴボ、ポロ~ン・・・
「うはっ、めっちゃデカイのバラした」
ただ、この飛豚プロップがこの日の大いなるヒントを私に与えてくれました。
「デカイのおる!」
ならばと、得意の【ソルティージャック】をチョイス。
軽くテンションを掛けながら、モゾモゾと・・・
するとやはり、バコッ!
「うりゃ~」
これも水上スキーにて瞬殺。
しかし、サイズが伸びない・・・
そこで少しポイントを移動し、まだ叩いていないフレッシュな場所で、ねちっこくねちっこくねちっこ~く・・・
するとこれまた、ボンッ!と水面炸裂、それに続くゴボゴボとした鈍いエラ洗い!
「よっしゃこりゃデカイ!うりゃ~」
ゴリ巻きで瞬殺を試みる。
何せ、昨晩のように潜られたらアウト!
しかし…
やっぱり潜られたっ(汗)
「ぐわっ!ヤバい」
ギュギュッとラインの擦れた感触が(汗)
ここで間髪を入れずロッドを倒してテンションを緩め、ベイトリールのクラッチをOff。
そして、ロッドを高く掲げサミングをかけながら相手を沖に走らせ、その場でじわじわと体力を奪う。
「よっしゃよっしゃ、どうにかイメトレ通り」
相手の体力が奪われてきた頃合いを見て、再び一気呵成にゴリ巻きにて寄せにかかる。
「うりゃ~」
ゴリゴリのゴリ巻きにより、相手はもはやタチウオのごとき諦めモード!
そして、どうにかキャッチに成功!
変な汗を掻きましたけど・・・
しかしフロロの40lbを使っていたとは言え、数ヶ所にハッキリと擦られて傷が・・・
緊張の強いられるやり取りの後、リーダーを組みなおす気力も失せてしまった為、ここでストップフィッシングといたしました・・・
<反省点>
今回の自分の釣りを振り返ってみると、ランカーを意地でも釣りたいという気持ちばかりが先走ってしまい、綱渡りのような際どい釣りに走ってしまったことは否めません・・・
これがもし、産卵前のバカ食いによってウェイトがもっと乗ったメタボな個体だったらと考えると・・・
よっぽど腕と道具に自信がない限りは手を出しちゃいかんなーと、後になってつくづく思いました。
でも、釣欲を刺激するボディーウォーターのぶち当たった水中ストラクチャーを前に、攻めるべきか、引くべきか・・・
今後もし同じポイントでやることがあるとしたら、もう少し道具のセッティングを煮詰めてからにしないと駄目ですね。
皆さんも水中ストラクチャーの点在するポイントには、くれぐれもご注意を!
(水中ストラクチャーってなんやねんw)
さすがトヨーさん!
返信削除そのルアーチョイスでは僕ではそんなに釣る自信全然ないです(;´・ω・)まさに男のルアーセレクトw
トヨーさんほどの人でもびっくりあわせをしてしまうんだなぁと言うところに非常に親近感を感じました(^ω^)
数日前に僕も経験しましたし。
今年は色々アドバイスもいただき、非常に感謝しております!
今シーズン僕ももぅすこしがんばってみます!
〉そぎさん
削除ビックリ合わせは、毎年同じような今くらいの時期に必ずやらかしてますよ。
やはり、心の準備が大切ですね!
でも、バコッ!と来たらウハッ!と体が反射的に反応してしまうんですよ、なんか(^_^;)
水面爆発はスリリングですが、心臓に悪いです、寿命が縮みます…
たしかに寿命が縮みますよね。ぼくもたぶん鱸族のせいで寿命が10年は縮んでます。。
返信削除しかしさすがですね! 前日のリベンジを確実に。
ぼくも今回、でかいのラインブレークをしてしまったので後悔してます。
>ひろさん
削除確かに寿命が縮みます、それを人は“スリル”と呼ぶのでしょうか???
あまりに鱸族にのめり込み過ぎると、精神衛生上良くないことが多々起こります(笑)
もう少し心にゆとりを持って竿を出せるようになりたい・・・
そう思う一方で、何とかデカイのも釣りたいというこのジレンマwww
>ゴリゴリのゴリ巻きにより、相手はもはやタチウオのごとき諦めモード!
返信削除飲んでたコーヒー吹きましたやんw
ランカーお見事です!
ドキドキハラハラの釣行記楽しく読ませてもらいました^^
>smarfさん
削除この時は、本当に緊張の強いられました(汗)
1mでも潜られでもしたら一瞬でアウトなんで、ゴリ巻きじゃないと本当に獲れないんです。
エラ洗いがどうとか、もう言ってられない(笑)
今回の釣行では、ストラクチャーの際には大きい奴がタイトに着くもんだな、と思いました。
季節が進めば、もっとデカイのが着くようになると思いますが・・・うーん・・・難しい問題です・・・
初コメです。はじめてじっくりと読ませて頂きました。ドキドキしました!
返信削除色々と学べることが多そうです、また遊びきますm(__)m
>shotaさん
削除ありがとうございます。
アホな釣りやってます(汗)
どこまでご参考になるかわかりませんが(汗)
お気軽に遊びに来てください!